ご挨拶

ご挨拶

遺品整理サポート熊本を立ち上げたのは

遺品整理サポート熊本
 代表   藤川 崇
遺品整理士

      略歴
真和高校卒業
東京大学農学部資源科学課程
   開発政策経済学専修卒業
熊本大学法学部法科大学院
   法曹養成研究科卒業

肥後銀行勤務、塾講師を経て現職へ

私には二つの後悔があります。

一つ目は、もっと自分の祖父の話を聞いておきたかったということです。

私の祖父は、両方とも私が高校生の時に意思の疎通を図ることができなくなりました。一人は死別であり、もう一人は病気で倒れた後、急速に認知症が進行してしまったためです。

二人が他界して数年もたつと、祖父が他界したことの悲しみと衝撃は徐々に薄れてきました。しかし、悲しみは薄れたのものの、その代わりに後悔と残念さが募りました。折に触れて祖父のことが話題に出るたびに、自分が祖父のことを何も知らなかったことに気づかされたからです。

祖父の家には頻繁に泊まりに行っていたので、祖父のことをよく知っているつもりでした。でも実際に知っていたのは、自分が物心がついた後のことであり、それ以前については知らないことばかりだったのです。

そのことに気づいた時にはすでに遅く、もう二度と本人の口から話を聞くことはできません。まさに後の祭りです。

「もっと昔の話を聞きたかった…」「もっと…」

当時十代で、若かった自分には望むべくもないのですが、今でも時折考えてしまいます。

二つ目は、義理の父が他界した時のことです。

当時、私は塾の講師として働いており、責任ある仕事を任せていただいていたので、大変忙しくしておりました。義父が亡くなった時期が受験直前期で特に忙しく、そのため義父がなくなった後のことは妻任せになってしまいました。

私も義父の死は突然だったこともあり、ショックで悲しい思いをしましたが、実の父を亡くした妻はよりショックでつらい思いをしていたのではないかと思います。

今にして思えば、無理をしてでも諸事をすべて私が引き受けて、妻に義父を悼む時間をあげればよかったと思います。

私がしたような経験

・仕事が忙しくて片づけに手を付けられない(手伝えない)
・もっとゆっくりと故人の話を聞きたかった

ということは、多くの方が経験されているのだと思います。

だからこそ

遺品の片づけなどの雑事は脇に置いて、時間のすべてを故人を悼むために使っていただきたい。自分の思い出・記録をしっかりと残して子や孫が偲ぶよすがにしてほしい。
そう考えております。

このホームページに書かれていること以外でも、人生の晩年に関することはなんでもご相談ください。ご相談いただけたらお手伝いできることがたくさんあると思います。

長文をお読みいただきありがとうございました。